2021年2月13日 (土)

【覚書】ALPSプリンタでのデカール作成 (2021) その3

6. windows10 64bitから直接印刷する(象のロケットユーティリティを使用)

 

2020年に、MDプリンタのサプライ品の販売をずっと続けてくれている象のロケットから、64bitのWindowsでも使用できるユーティリティがリリースされました。USB-パラレル変換ケーブルが必要なことと、私は32bit Windows環境があるので特に試していませんでしたが、知人でだれも試していなかったのでヒトバシラーで試してみることにしました。

結論から言えば象のロケットのユーティリティはクセが強いです。ですが、選択肢のひとつとしてはアリです。


まずUSB-パラレル変換が無いといけないので通販で購入。無難に象のロケットのページにも書いてあるUSBPC to プリンタケーブル にします。

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そして象のロケットのドライバ(というか印刷ユーティリティですね)を導入。といっても単に展開するだけ。

試しにUSBケーブルでMD-5500に接続した状態で象のロケットユーティリティを起動してプリンタ情報を取得しようとするも、反応なし。ま、あたりまえです。

その後、リファレンスで書かれている黒印刷をひととおり実行。64bitのWindows10からMD-5500に印刷できるというのはなんとも感動します。しかし、黒一色のみのリファレンスではいまひとつ自分の感覚として身につきません。そこで「失敗を経験して学習する」という目的で、ダメモトでデカールそのまんまをスキャニングした画像(jpg)を読み込ませてみます。画像はちゃんと表示しますね。

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この画像を、白以外のところをマゼンタで印刷という設定でA4コピー用紙に印刷してみたら、見事なまでにマゼンタ一色(爆笑)。そうそうこういう失敗を経験したかったのですよ。この理由としては、台紙が薄い緑だし、微妙に白抜きになってるところも厳密な白(255:255:255)ではないからだと思われます。

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この失敗のおかげでこのユーティリティの使い方のコツはわかりました。

・コントラストのはっきりさせた版下を複数作成する

・版下1つにつき単色で印刷

・以後繰り返し

こんな感じですね。中間色はページ合成による重ね印刷での表現しかできないと思われます。かなり割り切った作りだと思います。印刷対象は「白以外」の指定のほかにも、青とか緑とかもあり、「手動設定」で数値指定もできるようです。

じゃあ実際に自作デカールとしてこれまでに作った版下は印刷できるのかいな?ということで、少し前に作ったMini(+α)のデカールを試してみます。これはInkscapeで作成していますが、白 + その他の色 の合成という方法をとっていますのでレイヤは2つだけです。アミアミ状態を避けたデカール作成は単色重ね印刷方式がいいというのは分かっちゃいるんですが、重ね印刷での中間色表現にいまひとつ自信がなくて。はい。まあ単色印刷をテストするだけならこれでも十分でしょう。

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象のロケットユーティリティは画像データしか読み込めないので、まずこのデータをpngにエキスポートし、jpegに変換します。そのあと象のロケットユーティリティに読み込ませ、白以外を指定して黒で印刷してみたら、印刷できることはできますがご覧の通り、サイズがえらく違います。何の調整もしていないので当然です。

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そこで自作デカールの実寸データと、印刷したデータのサイズの違いを計算して、jpegデータをペイントで読み込ませ、大きさを調整するように左右を拡大してから保存し、再度印刷してみたら、大きさはまあ及第点になりましたが、今度はめっちゃくちゃ汚くなります。これも当然といえば当然の結果。版下はいいかげんに作っちゃいけません。

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・・・色々調べてみたら、Inkscapeからのpngエキスポートはデフォルトが96dpiになっているので、これを600dpiまたは1200dpiにすればよかったのですね。なんともド素人のような失敗。なにごとも経験と勉強です。ただ、600dpiでエキスポートしたからといって、それを象のロケットユーティリティで印刷したものは、Inkscapeの描画データを32bit Windowsから純正ドライバでそのままで印刷したものとは微妙にサイズが違いましたから(どちらがナニかは分かりませんが)、最終的な微調整はやっぱり必要になりますね。

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さて「なぜエキスポートしたpngデータじゃなく変換したjpegデータを読み込ませてるの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかと思いますが、実はInkscapeでエキスポートしたpngデータをそのまま象のロケットユーティリティに読み込ませたら、こんなふうに背景が黒ベタになってしまったのです。バグか?バグなのか?

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このpngをペイントで読み込ませてjpegに変換してから、象のロケットユーティリティで読み込ませたところ以下のように正常は表示になります。pngでは透明データ情報が悪さをしてるのかなとは思いますが、確認はしてません。おまけにご覧のようにInkscapeで描画した元データに比べて上部の余白がかなり大きくなってしまいます。これを回避するには範囲を指定してエキスポートしなくてはいけないのでしょうが、そうすると版下をレイヤーで複数作る場合にズレるのではないかとか色々と面倒なことが予測されます。

 

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いずれにせよ、私が作ったこれまでの版下を使うには何らかの加工は必要になってきます。ちょっとめんどくさいです。加えて「使用するインクの対象色」の指定では、どのくらいの色あいの誤差が許容されるのかというのも分かりませんから、安全策をとって「白+黒」の版下しか作れなくなります。ここもできれば情報が欲しいところです(自分でやってみりゃいーじゃんという意見もありましょうが)。

もう少しいじってみたら、このユーティリティの使い方(というか版下の作り方)にも慣れてくるのだとは思います。が、このユーティリティはデカール作成に特化しているので純正ドライバに比べて癖が強いですし、完全に置き換わるものでもありません。

個人的には現時点ではまだ非ネット接続の実体・仮想マシンでのWindowsXP/7による印刷が可能です。それと現在は自作デカールのサイズ調整にはInkscapeで作った描画データを一旦インクジェットプリンタで印刷して微調整し、最後にMD-5500で印刷しています。これはMD-5500の使用回数を減らして長持ちさせようという作戦なのですが、象のロケットユーティリティですと間にjpeg変換工程が入るためMD-5500での最終的微調整が必要になりそうで、その点もマイナスポイントです。

もちろん64bit WindowsでMD-xxxxが使用できるという点は画期的で、その価値は十分にありますし、選択肢が増えることは歓迎すべきことです。まずはリリースしただけの初版なので、今後バージョンアップしていけばもっとよくなっていく可能性は十分あるので、そこは期待しておきたいと思います。あと細かいところ(私個人の業務上ではヒッジョーに重要なことですが)ではこのドライバのライセンス形態もどこかに書いておいた方がいいんじゃかなあ・・・。

 

でもって、私はワインはほとんど飲まないのでドライバ改良のお力にはなれませんです。ごめんなさい。 (←期待しておいてそれかい

 

参考にさせていただいたページ:

けいしんのページ

コラム「MD5500のページ合成」

アルプスMDプリンタの使いこなし

 

 

2021年2月10日 (水)

【覚書】ALPSプリンタでのデカール作成 (2021) その2

 5. 仮想PCを構築して使用する

 

30年以上PCを触ってきた経験から考えると、純正ドライバを使用する場合はこれが将来的に最も長く使用できる方法ではないかと思います。しかし仮想PCという仕組みがよく理解できない人にはこの方法は少々厳しいです。こればかりは仕方ありません。そもそも仮想化技術は、私のように本業でシステム基盤構築作業を生業としている人や、アプリケーション開発をしている方向けのものですから、普及したとはいえ一般的な技術とは言いづらいです。

ただし、一旦仮想PCを作ってしまえば、物理的にPCを買い替えても仮想PCのイメージをバックアップして移行すれば、新PCでも簡単にそれまでの仮想PCのイメージのまま使えますので非常に楽です。そういう面からも、何かよくわからないなと躊躇してる方にも試していただきたいと思う次第です。

ここでは「MD-5500を使うためだけのWindows XPの仮想PCを作成する」という視点で、仮想PCを構築していく手順を説明します。前提として、下記の条件とします。

 

・比較的最近のWindows10(64bit)のパソコンを持っている

・メモリは4GB以上、ハードディスク/SSDの空きは50GB以上はある

・使用していないWindowsXPのインストールCDとプロダクトキーがある

それぞれの条件を解説したら、このページはただでさえ長いのにさらにクッソ長くなってしまうので略します。ごめんなさい。

 

 

5-01)  仮想マシン用ソフトウェアの選択

 

仮想マシンを作成し、動かすには専用のソフトウェアが必要です。上記の条件だと以下の2択と考えていいと思います。

 

・VMWare Workstation Player

・OracleVM VirtualBox

 

VMWareの方は非営利に限り無料という制約があるのですが、趣味でMD-5500を使うためだけならまったく気にする必要はないと思います(それでデカール作ってフリマで販売してたなら多分アウトじゃないかなあ・・・。ライセンスを買ってWorkstationにするかVirtualBoxにしたほうが安全)。簡易インストール機能があるのでVMWareの方が楽なので、ここではこちらを主に解説します。

ん? Hyper-V?なにそれ美味しいの?(Windows10 Homeで使えないものには興味なし)

 

 

5-02)  ハードウェアでのx86仮想化(Intel VT-x またはAMD-V)の有効化

もう分からん人には何のことかサッパリの設定ですが、これは仮想マシンを動かすために必要な固有の命令をCPUが受けつけるようにする設定です。まあ具体的に何が起こるかというとこれが無効になっていると仮想マシン起動時にこんなメッセージになって怒られるのです。

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この設定はOS(Windowsのコントロールパネル等)からは設定できずに、OSが起動する前に、パソコンの本体に組み込まれた設定画面(BIOS)で設定します。厄介なことにほとんどのPCは工場出荷時にはこれが無効になっています。このBIOSはメーカー/機種ごとにユニークな仕組みなので、変更方法は「Intel VT-xの有効化」などでググって頑張ってください。なおAMD-VはBIOSで無効化にするという設定項目は無いようです。

 

 

5-03)  VMWare Workstation Playerの入手とインストール

 

VMWare Worksattion PlayerはVMWareのサイトからダウンロードできます。[いますぐダウンロード]をクリックし、”VMware Workstation x.x.x Player for Windows 64-bit Operating Systems”の方をダウンロードしてください。ダウンロードできたら、必要に応じてウィルスチェックをしてからダブルクリックでインストーラを起動します。すると以下のようなロゴが画面に表示されます。

 

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「セットアップウィザードへようこそ」というお約束画面が出ますので、とりあえず斜めに読んでから[次へ]を押します

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これもお約束の使用許諾契約書が表示されます。スクロールして必ず読んでから:-p[使用許諾契約に同意します]にチェックをして[次へ]を押します。

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カスタムセットアップでは、特にこだわりがなければそのままで[次へ]を押します。もしC:ドライブがSSDで容量が少なめであればインストール場所は別の場所を指定してください。

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ユーザ エクスペリエンス設定は、どーせ非商用利用なのでどちらも外しちゃってから[次へ]を押します。

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ショートカット作成とスタートメニュー登録はやっといた方が便利なので、チェックが付いた状態で[次へ]を押します。

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これでインストール準備ができたので、[インストール]を押します。

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ディスクへ(SSD)へのコピーが開始されます。

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さほど時間もかからず導入は終了します。非営利目的ですとライセンスは必要ないので[完了]を押して終了します。

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5-04)  VMWare Playerの起動

インストールが完了すると、デスクトップにVMWare Playerのアイコンのショートカットがあるので、ダブルクリックをして起動すると、初回では以下のように非営利利用かどうかを尋ねてきます。ここは非営利目的を選択して[続行]を押します。

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これで使用可能になりますので、[完了]を押します。

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VMWare Workstation Playerが起動されると、このような画面になります。まだ仮想マシン(これ以降はゲストOSと記載します)は作成していないので、左側のリストには何も表示されていません。動作することを確認したところで、左上の[Player]からプルダウンで[終了]を選択して一旦終了します。

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5-05) ゲストOSのインストール

VMWare Playerを終了したら、Windows XPのインストールメディアをPCにセットします。自動でインストーラが起動したら停止させます。その状態でVMWare Playerを起動し、右上の[新規仮想マシンの作成]を選択します。

すると新規仮想マシン作成ウィザードになり、自動的にインストールメディアを検索して中のOSを判断してくれます。例ではWindowsXP Home SP3適用済のCDを入れていますが、ちゃんと判断してくれています。MD-5500を使うためだけにWindows XPを導入するなら簡易インストールでまったく問題ないため、このまま続行します。[次へ]を押します。

もしインストールメディアが見つからなかったら、それはメディアを入れる前にVMWare Playerを起動しちゃってたからです。一旦キャンセルしてVMWare Playerを終了し、メディアがちゃんと挿入されていることを確認してからVMWare Playerを再度起動してやり直してください。

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Windowsのプロダクトキーと、使用者のフルネームを入力します(※1)。あらかじめここで入力しておくことで、通常はOSのインストールの時に途中で入力しなくてはならないこれらの値を勝手に入力してくれます。入力したら[次へ]を押します。
(※1) WindowsXP Home Editionの場合

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仮想マシン(ゲストOS)の名前と、ゲストOSの設定ファイルや仮想ハードディスクを置くフォルダを指定します。仮想ハードディスクはそれなりのサイズになるので、もし起動ディスクをSSDにし、データディスクをHDDにしている場合は、HDD側に置いておくようにします(※2)。また複数のゲストOSを作成する可能性を考えて、フォルダのネーミングは考えておいた方がいいと思います。設定したら[次へ]を押します。

(※2) USBメモリとかSDカード上でもできないことはないですけど、メーカも推奨してませんし、個人的経験上もデータが壊れやすいのでやめといた方がいいです。

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仮想ハードディスクのサイズを指定します。Windows XPの場合はデフォルトでは推奨値の40GBになりますが、MD-5500での印刷のみと考えるとそんなに大きなサイズは必要ありません(OSのアップデートもないので勝手に使用量が増えていくこともないです)。20GBもあればOKです。ただ、もともとこの仮想ハードディスクは可変長の仕組みになっていますので、容量を40GBと指定していてもゲストOS作成直後は6GB程度しか使っていません。ゲストOSの方にファイルをがしがし置くと次第に増加していく仕組みです。そのため、ディスクの空き容量に余裕があるのであれば40GBのままにしておいてもおそらく問題はないです。ファイル分割するかどうかはお好みで。設定したら[次へ]を押します。

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これまでに設定したインストール用パラメータのサマリが表示されます。ここまでの画面では設定できていない項目があるので、[ハードウェアをカスタマイズ]を押します。すると、ゲストOSの仮想的ハードウェアの設定を行う画面になります。

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VMWare Playerのデフォルト設定では、WindowsXPのメモリは512MBになります。これはちょいと少ないので増やします。2048MBくらいあれば十分だと思いますが、このメモリは本体側のメモリから奪う値ですから、本体側のメモリがあまり多くない状態でゲストOSのメモリを増やしますと本体側のメモリ不足となって全体の動作が非常に遅くなる・・・というよりも固まります(経験談)。パソコン自体のメモリ容量が4096MBしかない場合はゲストOSのメモリは1024MB程度にしておいた方がよいと思います。

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ネットワークインタフェースは、[起動時に接続]のチェックを外し、さらに念のために[ホストオンリー]に変更します。これでゲストOSではネットワークは使わない状態になります。

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USBコントローラはUSB2.0になっていることを確認します。

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CPU数は1でいいと思いますが、ゲストOSでちょっと重い画像編集アプリを使いたいなら2でもOK。目安としてPCのコア数 X スレッド数よりは小さくしておくように。

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設定が終わったら[閉じる]を押し、[この仮想マシンを作成後にパワーオンする]にチェックを入れ、[完了]を押します。するとゲストOSの仮想的電源がONになり、ウィンドウが開いて仮想のコンソール画面が表示され、インストールが開始されます。

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そのままずーーっと待ちますと、インストールが終了しWindows XPのウィンドウが起動します。Windows XP Homeでの簡易インストールの場合は、パスワード無しのAdministratorで勝手にログインまでされてる状態です。ネットに繋がないMD印刷専用のゲストOSではこれでまったく問題ないです。ここまででひと段落。無事、ゲストOSのインストールができました。

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ただしこのままでは非常に使いづらいので、一旦ゲストOSをシャットダウンします。どういうやり方でもいいのですが、ここでは画面左上の[Player] → [パワー]  → [ゲストをシャットダウン] で実行します。パワーオフしていいかどうか確認される場合は[はい]を押します。するとシャットダウンが実行されて最初の画面に戻ります。

 

 

5-06) VMWare Toolsのインストール

ゲストOSを使いやすくするためには、VMWare ToolsをゲストOSに導入する必要があります。このツールを導入することによって以下のようなことが可能になります。逆にこれが入ってないとめちゃくちゃ面倒くさくて仮想マシンを使うのが嫌になります。

 

・ホスト側OSからゲストOSへのマウスポインタのシームレスな操作

・ホスト側のOS画面からゲストOSのドラッグ&ドロップでのファイルコピー

・ホスト側OSの時刻にあわせてゲストOSの時間を同期

・高解像度の画面

 

まずは最新のVMWare Toolsを入手します。[Player] → [ファイル]  → [環境設定] を選択します。

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ソフトウェアアップデートの下に[今すぐすべてのコンポーネントをダウンロード]というボタンがあるので、押して入手します。すると最新版のVMWare Toolsもダウンロードされます。

ついでに、USBの項目で新しいデバイスが接続された場合の実行が[動作を確認]となっていることを確認しておいてください。

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VMWare ToolsがダウンロードされたらゲストOSへのインストール作業を行いますが、その前に仮想マシンの設定を確認します。最初の画面で仮想マシンを選択し、右下の[仮想マシンの設定の編集]を選択します。

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ここにもし[フロッピー]の項目があれば、[物理ドライブを使用する] (自動検出)に変更しておいてください。そのあと[OK]を押します。警告画面が出てもスルーします。

項目がなければ無いままで問題ありません。

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もとの画面に戻ったら[仮想マシンの再生]を押して、ゲストOSを起動します。ゲスト起動したら、[Player] → [管理] → [VMware Toolsのインストール] を選択します。この[VMWare Toolsのインストール]がグレーアウトになって選択できなくなっていたら、それはおそらく上のフロッピーの設定が[物理ドライブを使用する](自動検出)になっていなくて何か別のファイル名を使うことになっているためですから、見直してください。

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するとゲストOSではVMWare Toolsのインストールメディアが挿入されたと判断して、VMWare Toolsのインストールウィザードが表示されます。ゲストOSのウィンドウのどこかをクリックしたらマウスのコントロールがゲストOS側に切り替わりますので、そのあと[次へ]を押します。なおマウスの制御をホストOS側に戻すには [Ctrl] キーと [Alt] キーを同時に押します。

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特にこだわりがなければ標準インストールで問題ありません。[次へ]を押します。

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準備が完了できたので[インストール]を押してインストールを開始します。

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すぐ終わりますので[完了]を押して終了します。

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するとゲストOSの再起動を促されますので[はい]を押して再起動します。

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再起動後はマウスが自由に動くようになっているはずです。また、画面解像度も640x480ではなく、もっと大きなサイズにも変更できるようになっています。ここでは1024x768にしてみましょう。

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ホストOSの1600x900の画面にゲストOSの1024x768の画面を表示させるとこんな感じになります。個人的にはこれくらいが使いやすいです。あとは各自お好みで。

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5-07)  MD-5500プリンタの導入

ここからいよいよゲストOSとMD-5500を接続します。まずはMD-5500のプリンタドライバをゲストOSに転送します。ホストOSのエクスプローラーでドライバファイルを選択してそのままゲストOSのデスクトップにドラッグ&ドロップします。すごく楽です。転送したドライバはゲストOS上のどこかに展開しておきます。

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MD-5500の電源を入れて、ホストOSのUSBポートに接続します。するとVMWareが割り込んで、接続されたUSB機器をホスト側に割り当てるか、ゲストOSに割り当てるか聞いています。もちろん[仮想マシンに接続]でゲストOSの方を選択して[OK]を押します。今後確認しない、というチェックは魅力的に映るとは思いますが、ここにチェックするのはやめといた方がいいです。

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するとゲストOS側にUSBのプラグ&プレイの制御が移るので、新しいハードウェア追加ウィザードが開始されます。[次へ]を押します。

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[一覧または特定の場所からインストール]を選択し[次へ]を押します。

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あとはドライバを展開した場所を指定して導入します。警告が出ますが無視して[続行]します。

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無事導入が完了したら[完了]を押して終了します。

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あとはゲストOS上でプリンタを検索すると、ちゃんと認識されています。最後にテスト印刷をして問題ないことを確認します。

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OKですね。

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5-08) ゲストOSのライセンス認証

これで一応、ゲストOSのWindows XPでのMD-5500の印刷はできるようになったのですが、Windows XPは導入後30日以内にライセンス認証する必要があります(必要ないものもありますが・・・)。ネットに繋げていないので電話認証のみです。

面倒なので認証時だけにネットに繋げて・・・と思う方もいらっしゃるでしょうが、私が試したところ2021年1月末の時点では、2020年1月にはOKだったというこのやり方をもってしてもライセンス認証サーバへの接続は不可でした。まじか~ひょっとしたらもうXP使えなくなったのか~と思ったのですが、電話認証をやってみたらOKでした。ただ、電話認証もいつまでできるか・・・という疑念もあるので、もし仮想マシンにしてもよいOSのメディアを持っているのであれば、今のうちに作っておくのもいいのではかと個人的には思います。

 

 

5-09) ゲストOSの旧PCから新PCへの移行作業

 

仮想マシン推しの根拠が怪しいと思う方もいらっしゃるでしょうから、実際に他のPCからの仮想マシンの移行をやってみましょう。しばらく前に別のPCで作成した仮想マシンのイメージファイルがありますので、これをフォルダごとまとめて新しいPCにコピーしてみます。そのあとでVMware Playerを起動し、[仮想マシンを開く]を選択します。

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エクスプローラが開きますので、動かしたい仮想マシンのイメージファイルを選択して[開く]を押します。

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すると、仮想マシンの一覧に新しい仮想マシンが追加されています。選択してから[仮想マシンの再生]を押します。

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「これはコピーか移動かされたものですけど、どっちですか?」と尋ねられます。あまり考えずに[コピーしました]としておきます。

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あとは普通にゲストOSが起動します。ゲストOSはたったこれだけで旧PCから新PCに移動でき、再インストールなどする必要もありません。ハードウェアの差異などもまったく考慮する必要はありません(そこはVMWareがよしなにとりはからってくれます)。というわけなので、いま使う機会がなくても念のため仮想マシンは一個作っておけ、と個人的にはおすすめしたいところです。

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ちなみに私が持っている一番古い仮想マシンのイメージファイルは2012年頃に作成したWindows 2000ですが、いまでも特に問題なく動きます。

 

注: このコピーは動作検証のためだけに実施しましたので、コピー先からはすぐ削除しましたす。為念。

 

5-10) Oracle VirtualBoxでの使用

 

・・・やったことはありますが書くのめんどくさいので希望者が多ければ書くことにします(そんな人居ないだろ ←確信)

また、VMWareとVirtualBoxを同じPCに入れるとめんどくさい現象が起こる確率が高いので強く非推奨。

 

 

5-11) 余談

 

個人的に推してる方法が仮想マシンなのに、なぜその当人が物理PCを使ってるのかといえば・・・おま環問題だと思いますがUSBの接続が多少不安定なんですよ。俗に相性というやつかもしれませんが、たまーに見失ったり失敗するんです。それで物理PCがあるうちはそっちの方が失敗が少ないので使っています。デカールシートもそんな安くないし~。まあそんだけです。

 

その3に続きます。

2021年2月 6日 (土)

【覚書】ALPSプリンタでのデカール作成 (2021) その1

20世紀の終わりの年、それまで使っていたインクジェットプリンタBJC-600を買い替える際に、自作デカールを作りたかったので、ほぼ一択でALPS電気のMD-5500を購入。当時はすごく綺麗でしたが、インクジェットプリンタの進歩およびインクジェット専用紙の普及によって、遅い、駆動音がうるさい、昇華印刷でなければ写真の印刷はあまり綺麗じゃない、と欠点も多いこの機種。私生活でもデジカメの使用頻度があがってきて、自宅での写真印刷の機会が多くなってきたのですが、昇華キットを持っていなかったのでこのプリンタで写真は印刷する気にならず、なにより遅いことがネックとなり別のインクジェットプリンタを購入。MD-5500は模型趣味の休止とともに休眠していました。ほぼ唯一無二の機種なので捨てるには捨てられないですよね。

そして生活環境の変化により模型趣味を再開することとなり、押入れで眠っていたこの機種も引っ張り出してまた使い始めたわけです。ズボラにもカートリッジを取り付けたまま保管していたにも関わらず、15年ぶりの稼働でも普通に印刷できました。インクジェットならこうはいかない。

ただ、もう生産中止から10年以上経っています。機器自体はいたわりながら使うとして、それ以外の周辺環境・・特にPC環境は当然のことながら購入当時とは状況がまるで違います。MD-5500を購入した当時のPCなんてこんなんでした。時代を感じるなあ・・・。

そこで、今後もMD5500での自作デカール作成作業をやっていくために、最近私がいろいろと試行錯誤した記録を残しておこうと思います。

デカール制作のエキスパートな方の訂正・ご助言などは歓迎します。

 

1:消耗品の入手方法

 

インクについては、幸いなことにMD用のサプライの供給終了アナウンスを見てから、店頭で見かけたらすぐ買っていましたので、3色インクと黒、特色ホワイトはそれぞれ3つは確保しています。作成するデカールも小さく、頻度も多くないのでこれだけあれば当面は十分かと思っています。現時点ではまたく購入できないというわけではなく、象のロケットで購入はできますが、こちらでもいつまであるのか・・・。リボンが切れたりしないよう大事に使わないといけませんね。なお、私はまだ象のロケット特色は試していません。

デカールについては上記象のロケット以外にも何社かから出ていますので、しばらくの間は問題なさそうです。

 

2:MD用プリンタドライバの入手

 

各機種、およびOSに関するドライバの最終版は下記のとおりです。これはあくまでアルプス電気が公式に掲載していた時点までの情報になります。

 

項番 対象機種 対応OS ドライバ

MD-5500

MD-5000


Windows 2000

Windows XP  Home/Professional

Windows Vista (32bit)

Windows 7 (32bit) <MD-5500のみ>

Ver.2.3.3A1
2 MD-2000J/2010J/2300J/4000J
MD-1000/1300/1500

Windows 2000

Windows XP

Windows NT 4.0


Ver.2.3.0

(2015/5/31販売終了)

3

MD-2000J/2010J/2300J/4000J/1000/1300/1500
MD-5000/5000P(MD-5000+昇華Kit)/5000i/5000iX
MD-5500/5500P(MD-5500+昇華Kit) 用


Windows 95

Windows 98

Windows Me


Ver.6.41

4

MD-2000S/2010S/2300S/4000S/1000/1300/1500
MD-5000/5000P(MD-5000+昇華Kit)/5000i/5000iX
MD-5500/5500P(MD-5500+昇華Kit) 用

Mac OS  7.6.1  ~ 9.2.2 Ver.6.46
5

MD-2000S/2010S/2300S/4000S/1000/1300/1500
MD-5000/5000P(MD-5000+昇華Kit)/5000i/5000iX
MD-5500/5500P(MD-5500+昇華Kit) 用

Mac OS X 10.1 ~ 10.4.11 Ver.1.0.2

 

ここではWindowsXP以降でのMD-5000/5500を使用するという前提とします。アルプス電気は合併によりアルプスアルパイン株式会社となり、アルプス電気のサイトも消滅しました。マイクロドライプリンタのページはアルプスアルパインのページには見当たらないので、ドライバのダウンロードはできないようです。

つまり、現時点でドライバを持っていない、または紛失した場合は正式な入手方法は無いと思っていいかと思います。では、どうせ無償配布していたものだから誰か持ってる人からもらえばいいのかというと、このドライバのライセンス規約に以下の記載があります。一部引用します。

2.使用許諾
許諾ソフトウェアおよびそれらに関する資料は、アルプス電気によってお客様に使用権を許諾されるものとします。許諾ソフトウェアが収録されているメディア本体の所有権はお客様にありますが、許諾ソフトウェア自体およびそれらに関する資料の著作権およびその他の知的財産権は、権利保有者が保有します。
お客様は、ご購入の弊社製品1台のみに許諾ソフトウェアを使用すること、および何らの翻案、改変を伴わない許諾ソフトウェアの複製をバックアップの目的で作成することを許諾されるものとします。お客様は許諾ソフトウェア上に付されている権利保有者の著作権表示(その他知的財産権上の表記を含む)を消去、改変してはならず、当該複製物およびこれを収録したメディア上にも同一の表示を付さなければなりません。

3.使用上の制限
<略>
お客様は許諾ソフトウェアの全部または一部を修正、賃貸、リース、貸付、頒布し、またはこれらに基づく二次的著作物を作成してはなりません。お客様はネットワークを介して1つのコンピュータから別のコンピュータへ許諾ソフトウェアを伝送してはなりません。

要するに「バックアップはとってもいいけど、ほかの人に渡すのはダメよ」ということですね。そのため入手方法は厳密にはドライバCD付の本体を中古で買うとか、権利者に相談して(できるのか?)入手方法を尋ねるとかになるかと思います。

*厳密には*と書いたのは、回避策が皆無というわけではないからです。人ぞ知る自動魚拓サイトであるインターネットアーカイブにアルプス電気のページが保存されています。この中にWebページだけではなくドライバも保管されています(最新版ではなく232Wまでではありますが)。ただしWeb魚拓とはいえ公式ページのものではないので、権利関係がグレーですし、改竄されている可能性とかのリスクはありますので、そこは自己責任でお願いします。一応、URLは書いておきます。

https://web.archive.org/web/20170831211958/http://www.alps.co.jp/brand/printer/index.htm

 

3: Windows10(32bit版)で使用する場合

個人的には、windows10 32bit版であれば1903までは使用することができました。

MD用のプリンタドライバのインストーラはドライバがリリースされた頃までのWindows ( 98/Me/2000/XPあたりまで?)への導入を前提に作られていますので、たとえばWindows7でこのドライバの中のsetup.batを起動したら「このPCには使用できません」云々となって撥ねられてしまいます。しかしアルプス電気ではWindows VistaやWindows7 (32bit版)でのドライバ導入方法を掲載していました。それはインストーラを使用しないでドライバのみ導入する方法なのですが、この方法であれば理屈上はWindows8/8.1/10でも使える可能性はあります。32bit限定ですが。

参考:MD-5500プリンタドライバ[Ver.2.3.3A1]Windowsへのインストール (Web Archive より)

 

というわけで、一昨年、メモリが最大4GBしか積めないノートPCにWindows10 (32bit)を導入してからMD5500を接続し、USB機器として認識させた後に(どのようなデバイスとして認識するのかScreenShotをとるのを忘れました・・・ごめんなさい)、その機器のドライバを ローカルシステム内でプリンタドライバが格納されたフォルダのドライバを指定して置き換え、設定後にプリンタの詳細を表示させた状態の画面の写真が下記になります。大丈夫そうです。

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これでテストプリントをしたら、ちゃんと出ます。特色印刷での合成もできました。多少ずれてるような気はしましたが、再現性を試したわけでもなくプリンタ自体が古く劣化してるという前提に立てば目をつぶれる程度なので(キットのデカール自体もズれてるの多いですしね)、大きな問題ではありません。しかしリアルでお会いした何名かの方からは「Windows7ではうまく出力できなかった」とか「Windows10ではぜんぜんダメだった」という声を聞きましたので、どの時点でのつまづきかは分かりませんが機種によっては相性などがあるのかもしれません。あとは気のせいか紙詰まりが多かったような・・・。

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・・・と、ほぼ順調だったのはWindows10 1903 までの話。先日、windows10 20H2に更新したのですが、その結果としてMD5500との通信が極めて不安定になってしまう現象になりました。

・デバイスとしては認識する

・印刷データを送信しても、印刷キューは「印刷中」のまま固まる

・プリンタ再接続後に印刷データを送信すると、印刷用の右下のプリンタステータスウィンドウが、一瞬表示された後すぐ殺される

・再起動し、テストページを印刷しようとしたら(印刷中:1/2148ページ)などと信じられない値が一瞬表示され、すぐ消えて固まる

2台持っていたWindows10 20H2(32bt)の双方で同じ現象でしたから。当初これは本体側がダメになってしまったかと思って、64bit側にて象のロケットユーティリティを試したところ、パラレルポート経由では問題なく印刷できます。

これはもしや?と思って、不具合が生じたうちの1台をwindows7にダウングレード(クリーンインストール)して、MD-5500用ドライバと描画ソフトのみ導入して印刷を試みたところ、まったく問題なく印刷できます。

再現性を考慮すると、これはWindows10 20H2で発生する固有の問題と思われます。もしこれがUSB周りのバグであるならば次のリリースでは直るかもしれません。しかしながらアップデートを待つのもなんか面倒ですし、以前のリリースに戻すのであればサポートが切れちゃってますから、ネットにつながない32bit Windows機を用意するのと同じようなもので、Windows10のメリットがさほど無くなります。

というわけで、私としては一旦Windows10でのMDの印刷は中止します。いずれまた気が向いたら試してみるかもしれません。どなたか20H2でうまくいっているという方がいらっしゃましたら情報ください。

 

4. MD印刷専用の非ネット接続PCを用意する

 

たぶん、多くの方がやっておられる方法がこちらかと思います。私もWindows10 20H2で挫折してしまったので、主に使用する方法はこちらになります。

この方法の大きな問題点は3つほどあります。なお、OS導入用メディアとライセンスは既に持っていることが前提です。

1つはPCの複数台持ちになってしまうこと。自分の部屋が無い方とか、モノがいっぱいで置き場が無い人にとってはひじょーーーに大きな障害になります。しかし別に印刷専用であればノート型でもいいわけなので、そこはどうにかできるかも。

2つ目は比較的古めの機種にしないといけないこと。最近のIntel PCはWindows10 64bitしか入らないものがほとんどなので、MD印刷用PCをこれから調達する場合(既存の古いPCが壊れちゃった、など)は、中古で探すしかないと考えてよいです。HDDがついていて工場出荷時に戻しただけのもの(Windows7/XPダウングレード)があれば幸い。しかしリース会社やPCショップでの再生品はほとんどWindows10 64bitを入れてきてくれますから、その機種がWindows7やXPが入るかどうかはあらかじめ調べる必要があります。幸いなことにメーカーはかなり古い機種の情報も掲載してくれていますので、購入しようとする機種をgoogleで検索して、その機種に"Windows7からのダウングレードでXPがあったかどうか"を調べれば、OSをどこまでさかのぼれるか分かります。あとはドライバを入手すれば何とかなります。個人的にはwindows7のサポート切れ前に大量に企業から放出されたWindows7 32bitのノートPCあたりが狙い目と考えています。

3つ目は、印刷用データを作る・印刷する時のソフトウェアの問題です。MD専用機であれば32bit OSなので現在の基準からすればスペックはしょぼいので十分です。当然ネット接続で動画見たりといった使い方をする機種のほうが性能がよいものを使用するはずです。版下を作る時はサクサク動く性能がよいPCで快適に作りたいですよね。しかし現在、MD専用機側にイラストレータなど有料の描画・画像処理ツールを使っているのだとしたら、通常使用の機種にも導入する場合は2台分のライセンスが必要になります。これはちょっと馬鹿にならない出費になります。私はフリーソフトを使用することでこの問題を回避しています。フリーソフトでも十分使えるのですから、すごい時代になったものです。

 

追記:

 

非ネット接続用の、古いOSのPCとはいえパッチは最新にしておきたいものです。

できるだけパッチを最新にする方法の覚書としていくつかのページのURLを貼り付けておきます。なお以下のページで書かれているWindows Updateカタログからのパッチ入手は、必ずしも当該OSじゃなければ入手できないということはないので、Windows10でパッチをダウンロードしてからUSBメモリなどでMD印刷専用PCにコピーして適用することを推奨します。どうせOS導入中は漏洩が怖いデータは無いからリスクを承知でネットに繋いでWindows Updateかけるのがいいという方もいらっしゃるでしょうが、勧めませんので自己責任でどうぞ。

 

2-1  WindowsXPの場合

SP3、およびIE8を導入

 

Windows XP SP3の入手方法とセットアップ

 

製品サポート終了を迎えた Windows XP の SP3 (Service Pack 3) を取得してインストールする方法

今さらながら IE8 を Windows XP にインストールする方法


XPリカバリー後windowsアップデートする

 

2-2 Windows 7の場合

IEは11、KB3020369とKB3125574を適用。あとは任意。

 

Windows7を出来るだけ短時間で最新の状態にアップデート!更新が進まない時にも有効

Windows 7 用更新プログラム (KB3020369)

Windows 7 SP1向けパッチの集大成「KB3125574ロールアップ」をインストールする

windows8については・・・個人的にあんな使いづらいUIは苦痛でしかないので試す気もなく割愛します(笑)

 

その2に続きます。

 

 

2021年1月27日 (水)

模型製作記】 EBBRO TOYOTA 1600GT - 1968 MonteCarlo 仕様  #2 ウィンドウ

塗装もベロベロに剥がれたところでいじりはじめましょう。

まず、もともとフロントウィンドウは盛大に傷がついて使えないので作るしかありません。ここは先人がやられていたように、0.3mm厚の真鍮板でウィンドウ形状を作って、そいつを基にヒートプレスで作成することにします。というわけでひたすら曲げて削ってを繰り返して現物にあわせます。本来はちっちゃなハンマーでコツコツ叩き出した方がよい気がしますが、そんなもん持ってません。

 

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しかしこのミニカー、ボディはダイキャストですから、塩ビ板を内張りするようにすると、貼るときにボディ側を削るといった微調整がほぼ不可能です。これは後で辻褄合わせをするのが定番作業の私にとってはちょっとまずいです。しからばボディ側に貼付け用のいわば「のりしろ」を作って表から貼るという方法の方が、まだ成功する確率が高くなるのではないかと思いました。

まずはウィンドウ形状に作った真鍮板の裏に、以前クラフトで大量に買っておいたメタルック(黒とか金)を貼り付けます。バーゲン時に10 枚で50円とかでしたからまったく惜しくありません。本来の使い方ではないという声も聞こえますが気にしないことにします。ついでに保険としてマスキングゾルも塗っておきます。

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そしてそれをボディに合わせて、コクヨのひっつき虫で固定します。これも先人からの知恵。ありがたや。

 

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ボディの裏、ウィンドウとの境目を中心にポリパテを盛大に盛ります。汚くても気にしません。

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ポリパテが乾いたら真鍮板をぺろりんこと剝がします。するとメタルックとポリパテがくっついた状態で綺麗に剥がれます。

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このあとメタルックを剥がすとこんな感じ。あとは不要な部分を地道に削り落とします。ちょっと足りないところは追加したりと微調整は当然やります。

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こんな感じに段がつきました。これでなんとかなるでしょう。ただ、ポリパテを使ったので脆いのが反省点です。光硬化パテとかのもっと硬いパテとか、いっそ100均の安物エポキシ接着剤を使った方がよかったかな。

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さて、次に左ハンドル化。内装はともかく、先にも書いたように外装ではワイパー位置が違うのでそこは何とかしなくてはなりません。が、このミニカー、穴をあけなおしたらいいだけという問題ではないのです。まず実車の写真の再掲なのですが、ワイパー取付位置はこのように右ハンドル車とは明らかに違いますね。

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というわけでこんな感じの作業になります。ここでもんだい。ミニカーでは室内への空気取り入れ口のスリット部にワイパー取付用の穴があいてます。ミニカーとしては作りやすさを優先させるためにまあ仕方ないアレンジだろうなとは思いますが、改造にあたってはスリットがモールドされているところにあるこの穴を埋める方法をちょっと考えなきゃいけません。1)スリットをつぶしても無視する(それは最後の手段だ)、2)完全に埋めてから堀りなおす(さすがにこれは自信がない・・・)、3)いっそスリットを全部埋めてデカールで表現する(なんかチャチっぽくなんない?)、とか考えましたが、いずれも決め手に欠ける。

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で、結局「穴を埋めるパーツ自体にもともと凸凹つけとけば何とかなるんじゃね?」ということに気が付きまして、作業します。スリット部のワイパー穴の直径は0.8mmでありましたので、φ0.8mmの真鍮線をピンバイスに挟み、切断面方向に垂直に両刃菱形やすりをあてて、横から見たら凸型になるように左右をゴシゴシ削ります。ちなみにこんなのはアイルーペが無いと、とても作業できません。

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これを下から埋め込み、高さを調整します。おお、あまり目立たなくなった。瞬着で仮止め後にエポキシで接着してから表面をワイヤブラシで削ります。これでサフェーサを塗ったらもうわかんなくなりますね。これでいけそうです。

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2020年10月 5日 (月)

模型製作記】 EBBRO TOYOTA 1600GT - 1968 MonteCarlo 仕様  #1

お手付きはいくつもあるのですが、旬を逃してはいけないので(意味不明)、とっとと分解します。

ミニカーを分解するといつも「うまく設計してるなあ」と感心します。少ないパーツ構成でよくまあここまで精密に見えるように工夫できるものです。しかしながら塗装もやり直すので、無慈悲に分解します。

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分解していてちょっと気が付いた、リアシート背もたれ部とトランクルームとの室内側の隔壁の隙間。は?なんじゃこの微妙な隙間?と実車の室内写真を検索してみたら、ちゃんとこうなってんですね。

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いまやほぼ見なくなったリアリジット+板バネ式サスペンションと燃料タンクのパーツ。このパーツでリアシャフトをシャシと挟み込んでいます。こんなところまで再現するとは。しかしここまで再現してるのであれば、ちょっと手を加えたくなりますね。

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拾い物の写真。このミニカーを眺めてて気がついたのは燃料給油口が無いこと。実車の写真でも見たことがないので決して再現を忘れたわけではないのは分かってたんです。そうしたらRT4X系コロナの燃料給油口は、リアナンバープレートの裏というすごいところにあるんですね。

しかし市販車ならここでもいいんですけど(いいのか?)競技車両ではここはちょっとやりにくくてまずいんじゃない?

 

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これまた拾い物。と思ったらレース車両はやっぱり常識的な位置に移動してました。

じゃあラリー仕様ってどうしてたんだろう。レース用と同じかなあ。でもこの個体って左ハンドルだし、レース車両をそのまま持っていくわけないし。

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悩みながら、空輸された車両の写真(拾い物を加工)をよーーーく見ていたら、おや?リアフェンダーのホイールアーチ後部にあたる部分に何か・・・。

あーーー。

やっぱり給油口を移動させてるのか。疑問氷解。

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それ以外に分かるところを色々な写真(拾いもの)から。左ハンドル化にあたってワイパー位置は当然違う。ハンドルはどうも市販車のままっぽい。室内を見たら、かなり室内に食い込んでるロールバーが見えます。シートはヘッドレスト部が見えないのでなんとなく市販車のままのを使ってるのかもと勝手に判断します。この写真ではフェンダーミラー痕は見当たりませんので、痕は綺麗に整形した方がよさそうです。

この写真ではナンバープレートの字の色が黒っぽくないのですが、この車両の情報を知っている方の情報によると、この個体はベルギーのナンバープレートをつけているそうなんですね。ベルギーのナンバープレートの字の色は赤。つまり黒っぽくなくて正解です。フェンダーミラーを取り払ったのも、当時ベルギーはフェンダーミラーは不可だったから。

余談ながら、この時のドライバーのヘッテマさんは翌年のモンテカルロラリーにも同じくRT55でに参戦していますが、この時は右ハンドルの南アメリカのナンバーだったそうで、別個体ですね。1968年はギアトラブル、1969年はフロントウィンドウ破損でリタイアとのこと。いや、世界は広いですね、そんな情報をお持ちの方がいらっしゃるとは。

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この写真が微妙で悩ましい。ドアのモールから下を全部白くしているのと、アンダーガードをつけていること、フロントフェンダーのエアスリット下部にマーシャルのステッカーを貼っているのは分かります。問題はロールバーのステーです。先のレース車両を見ると、ロールバーの後部へのステーはセンターに1本だけですが、この写真だとロールバーの中心から出ているように見えないし、またルーフから曲がってリアウィンドウ至近に沿って這わせてるようにも見えませんね。まっすぐの棒をそのままロールバーとシャシにくっつけてる感じかなあ。

それと後部の写真がまるでありません。マフラーは2本出しのままなのか、ゼッケンはどこか、リアフェンダーとかにステッカーは貼ってないのか、欧州車がリアにつける楕円の国籍表示マークやゼッケンはどこか、トランク部のメーカ名はTOYOTAなのかTOYOPETなのか、とかが分かりません。このへんはまったくの妄想で作るしかないですね。

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というわけで塗装を剥がします。ベロベロのシワシワです。

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たぶん続きます。

 

2020年9月 7日 (月)

【模型製作記】FUJIMI Enthusiast Model No.11 Porsche 911 turbo "FLATNOSE" #9 <完成>

塗装のタッチアップを進める一方で、小物を作っていきます。まずはフロントから見るとけっこう目立つ、バンパー上部についてるヘッドライトウォッシャー。形状的には涙目のような形状に半円状の突起がついてるんですが、そこまでの再現はちょっと難しいので円盤と半円の組み合わせで妥協します。

でもそれでも円盤は非常に小さく、実車形状を1/24換算すると直径1~1.5mm程度です。というわけでこんな時は鉄道模型用のパーツに頼ります。ありがたいことに井門から極小ワッシャ―というものが出ておりまして、しかも20個入って100円というバーゲンセールです。非常にありがたいことです。というわけで、外径1.6㎜のワッシャーと志賀昆虫の有頭針(要は虫ピン)5号を組み合わせてみます。

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黒く塗って、バンパーに空けた穴に差し込みます。ちょっとオーバースケール気味ですがまあ雰囲気出てるかなと思います。
ボンネット前端のエンブレムは敢えてデカールを0.05mm厚の洋白板に貼り、それを貼り付けて表現します。表面にはクリアフィックスを塗っていますが残念ながらムラムラしています。素直にUVレジンにしておくべきであったか。

ターンシグナルランプの左右にはφ0.3㎜の穴を空けて、φ0.25㎜の洋白線を差し込んでネジのように見えるようにしてみました・・・があまり効果がないようです。といっても虫ピンにしたらむしろ目立ちすぎるので加減が難しいですねえ。

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ドアノブのキーシリンダーも表現してみます。ここも虫ピンを使えばいいんでしょうけど、なんとなく虫ピンの頭がドアノブから「ぽこん」と出るのが気に入らなくなったので、逆にドアノブの後ろから洋白線を差し込んで表現するようにします。というわけでドアノブのパーツに0.8㎜の穴を空けます。1/43のminiのドアノブに比べたら楽勝です。

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そこに0.8mmの洋白棒を差し込むのですが、ちょっと表現を加えようと思って、洋白棒の断面にヤスリで凹状の縦線を入れます。これがキーの差し込み穴のように見える・・・のではないか?と。

やってみたら、まあ、見えないこともないですが、作業したぶんの効果があるのかどうかといえば・・・。

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マフラー。なんでわざわざ左右出しにしてるんだよ。しかも4本出しになってんだよ。構造的にシングルターボなんだしサイレンサーも1つしかないんだからそんなに増やす意味ないじゃねぇかよ。と面倒くさいので心の中でブツブツ文句を言います。マフラーエンドはキットのプラパーツではシャープさに欠けるので、定番の金属パイプで置き換えます。

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マフラーエンド以外に、リアオーバーライダー内側のライセンスプレート灯、ウィンドウウォッシャーノズルも作ります。これらも虫ピン使えば楽なんですが、ライセンスプレート灯の基部は楕円形状ですし、ウォッシャーノズルは円ではなく角の取れた二等辺三角形なので、どうせなら真鍮帯板で作っちゃいます。幅0.7㎜の帯板に0.3㎜の穴を空けて真鍮線を通してはんだ付けし、帯板をひたずら削ります。それっぽくなればOKにします。

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ライセンスプレート灯のレンズ部分は丸いので、小さすぎて工作が難しい。というわけでイイカゲン技を炸裂させて、透明樹脂粘土を小さく丸く作って、それを半分に切って表現することにします。適当な数を作ってよさげなものを使おうと思ったのですが、さすがに作りすぎた。こんなにいっぱいの状態を見ると、魚かなんかヌメヌメした動物の卵みたいでキモチワルイ。

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キットのワイパー。さすがにちょっと厚すぎます。そういや昔、フジミからもアフターパーツとしてワイパーのエッチングパーツが出てましたね。私には高くて買えなかったけど・・・。

では今はというと、そのエッチングパーツ売ってるところが少ない。その上に個人的な事情として、何個もついてるワイパーセットを買っても次に使うような気がしない(汗)。こういうときは先人のテクを盗みます。探していたらワイパーの達人がいらっしゃった。

http://nanapapamodelcars.blog.fc2.com/blog-category-32-8.html

 

心の中で大いに感謝してありがたくパクります。インスパイアではありません。何のひねりも加えないのでパクり(もっと言えば劣化コピー)です。しかしブレード押さえ部分の穴あきのパーツ、こればかりは持ってないのでどうしようもありません。素材のストックをゴソゴソと探したら、ファインモールドの長円穴あきパネルが出てきました。若干穴が小さいのですが無いよりマシなので、ブレード押さえの部分はこれを使うことにします。

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あとは先のページの方のやり方で進めていきますが、失敗した。なぜ私はステンレスを買ってしまったんだ。半田づけできないじゃないか。ちゃんとステンレス用フラックス使ってるんですが・・・。仕方ないのでそこは瞬間接着剤に頼ることにします。それ以外はほぼ丸パクリ。実はワイパー以外のところも参考にさせていただいたところはあるんですが、まあそこはそれ。

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ついでにタイヤのエアバルブも作ってみます。当然ながらこれも挽物のアフターパーツなんて買いません。他の工程で頭をとった虫ピンの残りの部分の再利用です。といってもそれだけではちょっとリアルさに欠けるので、細い電気コードの被覆を輪切りにしたものを差し込みます。多少はそれっぽくなります。これでほぼ(実質)タダです。節約万歳。貧乏性万歳。

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仕上げ作業やってたら、どこからか「ぱき」と嫌な音がしたので色々見てみたら、リアのスタビがぽっきり折れてました。こんなんばっかりです。いろいろいじってるとろくなことにならないので、もうとっとと仕上げます。

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というわけで、満足はできたとはいいがたいですが、完成したことにします。ナンバープレートは付属のものは厚く大きいので、ナンバーのデカールはタミヤのものを流用。プレートはプラ板で作り直し。いいかげんです。フロントのメッシュは張り直し。ドライビングランプはそれっぽくリフレクターを作ります。フロントとリアのクリアパーツは傷がついていたので、研ぎなおしています。サイドガラスは透明プラ板に置き換え。分かりにくいでしょうが、リアフェンダーの開口部はボディ色で裏打ちしています(実車写真を見たら実車もそんな感じ)。

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リアから。ドアミラーの鏡面は定番の?洋白板を磨いて埋め込み。リアエンジンフードの上部ルーバーの内側には黒く塗ったメッシュを貼っていますが、よく見えませんね。ドアのキーシリンダーは想定通りキー穴がよくわからないため、自己満足の域を出ません。いいんだよそれで(自分を慰めている)。

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ルーフ部のベンチレーション、リアシェルフのスピーカー、作り直したリアワイパー、と、キットの素組みと比べたらそれなりの違いが分かるんでしょうけど、わたしの力量というか工作精度がアカンので、なんか小汚いです。あうあう。これが私の限界か。

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リアコンビネーションランプにも0.3㎜の穴を空けて洋白線を差し込んでいます。しかし言われてみたらそうと気がつく程度です。おまけに穴の位置が水平じゃありません。まったくもって大失敗です。

リアガーニッシュは割れたためタミヤのやつを移植しましたが、タミヤのガーニッシュはガーニッシュ内部にリアフォグが組み込まれたタイプなので、そこが分かるように塗装後にボディを加工しリフレクターのように凹みを作成(怖かった・・・)

オーバーライダーのリアライセンスプレート灯はけっこう舐めきった作り方の割にはそれなりに見えます。牽引フック用ボルト穴の蓋もまあそれっぽく。しかし残念なことにどちらもオーバースケール。

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エンジンはさすがに何回か作ってたので、見えるところだけちょっとゴチャゴチャさせる方法が功を奏してそれなりに見えます。でも出来がいいとは言えませんけどね。あ、真ん中の穴のとこ金色塗るの忘れてた。

車高調整?なにそれ?(ごめん、この状態でそれやったら壊れそう←想定内)

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さて、二十数年ぶりの1/24スケールだったんですが、新鮮で面白いところもあった反面、とにかく疲れました。1/43に比べて大きいだけに作業する大きさも数倍。巣組みであればそんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが、どうせならといじり始めると、なまじ大きいものだから「あ、これもできそうじゃん?」とどんどん泥沼にはまっていきます。結果として集中力が続かなくなってどこかミスします。そして塗装に入るとやたらと減りが早く「あれ?もう塗料がカップからなくなった」となってしまう。まあ、その辺を含めて「慣れ」というのが必要なのかもしれませんが・・・。

とはいえ、とにかく30年前のお手付きは仕上げたわけで、気持ち的にはスッキリです。またエンスー作るかと言われたらもうしばらくはいいやって気持ちになっていますけど。インジェクションのくせにパーツが合わねぇのはきつい。

 

さて、1/43に戻りますか。

 

2020年8月30日 (日)

【模型製作記】 EBBRO TOYOTA 1600GT - 1968 MonteCarlo 仕様  #0

まったく個人的なことですけど、私はこのブログに時事的なものをできるだけ避けております。というのは自分のWebページも20年以上放置していて何ですが、ブログを書いた時期にそのブログを見てもらえるとは限らないので、という理由からです。

しかしその自制を破って敢えて書きますが、いったいいつになったら色々と沈静化するんでしょうか新型コロナウィルス。幸いIT系企業に勤めているのでいまのところインカムの影響はさほどありませんが、長引いたらいずれヤヴァくなることは自明でございます。しかし何かに文句を言っても変わるわけではないです。日々これ自分にできることをするだけです。

 

というわけで(どういうわけだ)今年のお題「赤いラリーカー」は2つほどできたのですが、その発表(?)イベントであるホビーフォーラムが残念ながら中止になってしまいました(そりゃあ、あれは密ですわ)。で、今年作った赤いラリーカーはというと・・・来年のお題に加えて今年のお題の「赤いラリーカー」もOKということになったので、あまり気にせず赤いのを作ることにします。

 

というわけで、次の赤いラリーカーを何にするかと考えていたのですが、実は前から気になっていた車が1台ありました。

 

https://www.facebook.com/1553165401615348/photos/throw-back-1968-at-toyotas-first-participation-in-the-monte-carlo-rally-a-rare-l/2214606322137916/

 

TTEが発足する前、1968年のモンテカルロラリーに出場したトヨタ1600GTです。以前何かを検索していてたまたま見かけて「これはミニカーを改造したら比較的楽にできそうだな、でも白黒写真だから何色かわからんなあ、グレーもあったし」と少し妄想したことはあったのですが、上記のページでは記事で「この車のボディカラーはソーラーレッドだ」と書かれているので、よーし、じゃあお題に合致するじゃん。しかもこんなん作る物好きはいないだろーな(注:Q-Modelさんがレース仕様に改造しているものはある)。難点は後方からの写真が無いことなのですが、適当にでっちあげるしかないかな。

 

ちなみにトヨタワークスが欧州ラリーに初参戦したのは1970年、RT75L-M型 コロナマーク2 GSSからということですが・・・

https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/special/2018/the-wrc-chronicle¥-06.html

これもwebでは写真がほとんど無いんですね。Pinterest内で不鮮明なものが1枚と、あとはこれくらい。

https://www.ewrc-results.com/image/530526/

 

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いやあこれも実にそそられるんですが、さすがにこれだけで作るのははきついですね。

 

閑話休題。というわけで1600GTのミニカーって何があるんだろう、と思って検索すると、鑑賞レベルにあるもの(あくまで個人の主観です)は、

1)  エブロ製

2)ノレブ製(アシェット「国産名車コレクション」シリーズ)

3)京商製(「オールドタイムシリーズ?」)

このうち京商製は完全にプロポーションモデルなのでできれば避けたい。2)は例の書店でも売ってたやつで、価格を考えればよくできているとは思いますが、そこはやはり細部がやっぱりナニのように見えます。というわけで数字の順番に優先度が高いわけですが、そこはそれ世の中の方はよーく分かってるようで、ヤフオクでは1)と2)では明らかに落札価格が違うわけです。

しかし落札価格はあくまで「それ」を「そのまま」鑑賞する価値なわけですから、私のようにラリー仕様にするにあたっては色々と切り刻んだりもする場合はそこまでの良品は求めていないわけです。とはいえ元の出来が悪いミニカーはやっぱり手間がかかるので、できれば出来がいいものがいいなあ・・・と思って定期的にチェックしていたら、偶然にも不完全なエブロの1600GTが出品されているのを見つけました。オークションの説明では不具合は以下の3つ。

A) 左右フェンダーミラーの欠損

B)  左右ワイパーの欠損

C)  フロントガラスのプラパーツに大きな傷

まず A) ですが、1968年のモンテに出場した個体は空輸されて到着した時の写真にはフェンダーミラーがついていますが、出場時には見当たりません。よって途中で何らかの理由で取り払ったものと思われます。というわけで問題なし。

B) については、どうせ左ハンドルにしなくてはいけないし、ワイパーのパーツなどストックをどこか探せば転がっているので特に支障なし。

C) については、これは以前コルサを作った時に思ったのですが、クリアパーツをミニカーのパーツそのまま使うとやっぱりミニカークオリティになってしまうので、できるだけもっと薄い塩ビ板などで作り直したした方がいいのかなと。というわけでこれもさほど大きな問題ではない。何より良品ではないので、開始価格が安い。

というわけで比較的安く落札。しかし私以外にも入札してた人がいらっしゃるんですが、やっぱ何か改造するつもりだったんかな。

 

届いたブツを見たら、まあ、説明に違わぬ状態です。箱から出して見てて、盛大にぶち落としましたかね。こりゃ子供のオモチャにしかなりませんな(個人の主観です)。

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しかし、細かいところを見るとやはりミニカークオリティです。あちこち塗装ムラがありますし、ボンネット前縁やフェンダーアーチなどには黒がこびりついてるし、メッキ部の塗装のチョロハゲも多数。まあそんなもん全部塗りなおすので問題になどしませんが。

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それよりも、たぶんこのミニカー自体の問題だと思うのですが、リアアクスルの中心線がフェンダーアーチの中心線からずれてるのがすごく気になる。いや実車もそうなのかどうかはこれから各種資料とにらめっこしますけども、これが結構難物かもしれません。それとウィンドウのクリアパーツは、クリアパーツの枠も一体モールドされてるんですね。さてここの表現はどうしようかな。とか、またちょっと頭の中で妄想してみます。あ、ホイールも作り直さなきゃ。鉄チンっぽいからそれっぽくでいいのかな。

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というわけで、これも今年からぼちぼち進めていきたいと思います。

ここで冒頭の時事ネタに戻りますが、一応「コロナ ハードトップ」ですから・・・。

2020年8月16日 (日)

【模型製作記】FUJIMI Enthusiast Model No.11 Porsche 911 turbo "FLATNOSE" #8

1/43の方でちょっと考え事をして中断しているので、1/24の方を先に進めます。実は車高調整機能はかなり前にやっていたので、そのほかもそれなりに進んでいます。といってもたかが知れてます。世の中のモデラ―の方はなぜあんなに作るの早いんですか。

フジミの930型、およびタミヤの930型もなんですけど、リアシートが乗車定員4名仕様になってます。どうやら座面が40cm x 40cm以上無いとシートとして認められないようなんですね。キットが出た当時はリアシートの資料もろくになくて、こういうもんだと思っていたのですが、画像を検索すると、4人乗りとして認められない簡易シート型の方が何かかっちょええ(注:個人の好みです)。というわけでそれっぽくするために、リアシート基台をゴリゴリ削り、モケット地を再現するためモデリングペーストやらスタッコやら盛り上げて整形します。

しかしやってみて気が付いたのですが、これではなんとも目が粗くて、どうやっても「雨上がりの泥濘地の地面のジオラマ」になってしまいます。最終的には仕方なく表面を削って、溶きパテを叩きつけるように塗りつけて、なんとかそれっぽくなりました。

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リアスピーカーはデカール表現となっていますが、30年前に作った時にリアウィンドウから見えるそれはどうにもスピーカーに見えないと思ったので、多少はスピーカーっぽく見えるように改造します。まずはスピーカー本体をプラ板でテキトーに作成。スピーカーコーンはちょっと青みを加えたつや消し塗装し、中心に穴を空けてプラ棒の先を丸めたものを突き刺してキャップにします。まあ、なんとなくスピーカーと言われたらそうかな?というくらいに見えるようになったと思います。

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キットのスピーカー部分をくりぬいて、裏から使い古したストッキングを貼ります。このストッキングは嫁から入手しましたが、最初理由を言わずに「使い古して破れたストッキングあったらちょーだい」と言ったら怪訝な顔をされました。まーそりゃ何に使うか分かりませんわな。

で、貼ったストッキングの裏からスピーカーパーツをはめこむことで、ストッキングがスピーカーネットになってスピーカーがかすかに見えてリアル感が出るはず・・・という目論見だったわけですが、ストッキングの目が細かすぎてスピーカーがまったく見えません。コーンやキャップ部をもっと明るい色にしたらいいのかもしれませんが面倒なので、デカール表現よかマシだと思ってこのままいきます。

またこのリアシェルフにあたるパーツは車高調整用ネジの上にかぶさるので、ダボを付けて着脱可能にしてあります。

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内装は黒一色は芸が無いので、マルーン系で塗ります。というのはこじつけで、諸多事情のため薄茶色系のアクリルカラーがいっぱいあるので有効利用するだけです。フロントシートは30年前の私の目論見の通りに、タミヤから電動のレカロシートをコンバートします。しかしこのタミヤのフラットノーズ用のシート、抜けやらヒケやらが多くてタミヤらしからぬ出来。お手軽なスナップキットこそ、そーいう細かい修正はしなくていいようにしてほしいというのがモデラ―心理ではないかと思いますが、メーカーとしてはそんな細かいところにコストかけるより全体コストを下げる方がよいと判断したのかもしれない。まーこのへんは難しいところではあります。リアシートの座面はプラ板を適当に切って筋を入れたものです。ついでにシートベルトバックルも適当に作ります。シートベルトはまだつけてませんが、あとででっちあげます。

後ろに映ってますが、ボディ色はなんとなく明るい色にしたかったので、ガイアノーツの初音ミク特色(笑)。このようなポップな色は964型からしか設定されなかったようなのですが、細かいことは言いっこなしでおねがいします。調色めんどくさいんです。

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車高調整式にしたせいで、ドライブシャフトがミッション側とタイヤ側の両端で接着できなくなってしまいますので、どうにかしないといけません。片側だけ固定でごまかすかとも思いましたが、ズボラな妙案が浮かんだので実行します。

キットのドライブシャフトパーツのラバーブーツ部を切り取って、φ1.0㎜の穴を空けます。そして切り取ったシャフト部分の長さに合わせて内径1.2㎜程度の真鍮パイプを切り取ります。そしてこれらのパーツにWAVEのφ1.0㎜スプリングパイプを貫通させます。そして両方のラバーブーツ部とスプリングパイプを瞬間接着剤で接着します。これで各パーツがある程度は自由に動くことができますので、車高調整にあわせてドライブシャフトが動くことが可能となります。もっといい方法があるのかもしれませんが。

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30年前に手を付けてたエンジンにもとりかかります。グンゼ産業(意図的に旧社名です)の水性アクリルをベタベタ筆塗りしていたのでアップには耐えられません。でも面倒なのでそのままいきます。プラグコードはモデラーズのφ0.45㎜のストックを使用し、プラグキャップはメンドクサイのでそのへんの細い電気コードの被覆部を輪切りで使用(いいかげんやなあ)。

で、途中まで組み立てた状態を見てみたら、なんかオモチャっぽい。それもこれも空冷ファンがリアルじゃないせい。そんな時は先人の作例を参考に。

https://nandemo-seisaku.com/2019/06/05/porsche911carrera73_007/

・・・・・あまりに高度な技すぎて参考になりませんわこりゃ。というわけでもっと簡単に、ファンの方向は変えないで、ファンガード部のみ削り取って作り変えて、ファンは切れ込みを入れて別パーツ感を出す方式にしました。途中作業は省略して組んでみたのがこの状態。ファンはもうちょっとシャープなんだよなあ。削りすぎちゃった。まあいいや。

汚い塗装をごまかすために、ごまかしウェザリング(最近こんなのばっか)。しかしいわば「小さなミスを大きなミスで塗りつぶしている」ようなものですから、計算されたウェザリングと比べるのは大変失礼です。

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エンスーの930型が出た時からずーーーっと気になっていたのが、エンジン右の目立つ補器の省略。当時高校生時代だったので何やら分かりませんでしたが、ほどなくしてエアコン用のコンプレッサーであることが分かって、まあそりゃつけてない個体もあるわなと思った次第ですが、サーキット主体でない限りは今日びさすがにつけてるだろ~、ということででっちあげます。1から作るのは面倒なので、MINIの改造の時に余分に作ったライトポッド用の円柱を流用します。いいんです。あくまで雰囲気です。

そして何の意味もなくセルモーターのパーツにまでパイピングしています。あまり深く考えていません。案の定、くみ上げたら全く見えません。

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プラ板やらプラペーパーやらをテキトーに張り付けてコンプレッサー本体の大まかな形を作った後、アルミ素地っぽく見せるためサフェーサを荒くふきっぱにします。でもってプーリーとベルトをプラ板で作ります。こちらも実にテキトーです。軸部分のみ、それっぽくするため真鍮パイプを使用します。

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でっちあげたコンプレッサーを含めてエンジンをくみ上げます。すっかり忘れていました。このポルシェの最大の難関は吸排気の配管でした。もうぜんっぜん合いません。特に吸気系がもう地獄。本来はすり合わせたり継ぎ足したりしなきゃいけなんでしょうが、完成第一なのでくっつけばOKにしておきます。いいんです。どうせインタークーラーでほとんど隠れます。
逆に、エアクリーナーのオレンジラインは非常に目立つのにキットでは省略されていますので、白デカールをオレンジに塗ったものを細切りして再現します。ついでにエアクリーナーのフックも実車では目立つのでφ0.3mmの真鍮線と帯板を使ってでっちあげます。目立つところにワンポイントを入れて他のアラを隠す作戦です(このような作戦はたいていうまくいきません)。

Kジェトロニックの燃料配管もどうしようか一瞬考えましたが、組んでみればKジェトロニックはエアクリーナーで隠れてほとんど見えませんね。省略して正解です。

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エンジン本体より補器類をちょこっと作った方がなんとなくそれっぽく見える(と思う)ので、こちらもでっちあげます。右側にオイル注入口、オイルフィルター(横向きについてんのな・・・)。左側に燃料フィルター、CDI、なんか電装用パーツ(いいかげんやなオイ)。ほどよく密になってるのではないかと。なお、くれぐれも実車写真と見比べてはいけません。ついでにパイプやコードの先も見てはいけません。

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そしてエンジン搭載。車高調節用ネジは見事に隠れます。目論見通りです。エンジンを吊るす基台のところは、キットは上から見たらただの穴ですが、実車はちゃんと留め具があるので(あたりまえですね)極小ワッシャで再現。周囲がちょっと汚いのは、キットの〇ダボ?のモールドが残っていて不自然だったので、溶きパテを塗って汚くごまかしたからです。いろいろダメダメです。
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ボディのクリア塗装後、窓枠やバンパーのウレタンパーツを塗装するためマスキングします。面倒です。

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半つや消し黒を塗装した後、マスキングテープを剥がしました。が・・・。

 

クリアが十分乾いてなかったようです。

 

マスキングテープの跡がマダラ状に。orz

 

しかも、盛大なお漏らし&ショート(塗り残し)の嵐。写真ではよくわかりませんが、アップにはとても耐えられません。30cm以内に近づかないでください。

 

成長しないやつ・・・。

 

研ぎ直し&クリアやり直し&タッチアップをシコシコやっております。はぁ。1/24ってなんでこんなにでかいんだ。塗装したらホコリは入りやすいし、研ぐ面積もでかいし、マスキングするラインも長いし(←相当、1/43に慣れてしまっている)。これを数日で作る人はすごいわ。

 

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2020年7月29日 (水)

【模型製作記】FUJIMI Enthusiast Model No.11 Porsche 911 turbo "FLATNOSE" #7

30年来のお手付きのエンスーですが、私はあくまで1/43の方がメインなので(という言い訳をしておきます)こっちは43の合間に、という形でチマチマと進めています。参考にしていただけるようなネタもないので説明は極力省略してさっくりと。

さて、どうせならちょっと変わったことをしてみたいわなとスケベ心を出しまして、後から車高を調整できるようにできれば面白いじゃんと思い立ちました。とはいえ精密感は損なわずにということで、webで足回りの画像を検索しまくってしばらく考えておりました。例えばこちらから画像を拝借。これは純正からビルシュタインの倒立式ダンパーに変えてるみたい。フロントはこれを参考に、アッパー部の方が径が太いタイプにしようかと思います。

http://www.frosch911.jp/blog/2014/02/nbs-60.html

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ロワアーム&トーションアームのパーツを加工して、トーションアームの前方に虫ピンの頭を切り取った残りを埋め込み、アーム部にも同様にピンのように埋め込みます。ここが稼働するところになるので強度を強くするわけです。

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ボディに穴を空けてボルトを接着し、上からネジを入れます。このネジの先がロワアームのパーツを押して、ロワアーム自体の可動によって車高を調整しようというわけです。

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ショックアブソーバのパーツも真鍮パイプで作り変えます。でもってこれが仮組したところで、最も車高を低くした場合。

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ネジを回してロワアームを下げることで相対的にボディが上がり、車高が高くなるわけです。フロントはこんなもので。

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リアも基本的には同様にしたいんですけど、リアのパーツはフロント以上に複雑です。こちらはフロントと同じところから拝借したリアのショックアブソーバ取り付け部の写真。キットではけっこう形状が違います。しかもショックアブソーバの固定が片持ち式ですね。まあキット化するあたって色々と変えるのはしゃーないんでしょうけど・・。

さすがに片持ち式の再現をすると強度が足りないので、ここはそこに目をつぶって強度を出すよう多少アレンジします。

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こんな時のために買っておいた(←嘘)真鍮のアングルに、コの字の上下を貫通するような穴を空けます。そしてコの側面部にも穴を空けます。

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真鍮パイプ細く切って、端を円弧上に掘った真鍮パイプにT字型になるように置いて半田付けし、削ってショックアブソーバの下側を作り、上側はボルトを半田付けします。片側サスペンションのショックアブソーバのパーツ構成はこんな感じ。

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ショックアブソーバの下部をサスアームにとりつけたところです。鉄道模型用の極小ネジを使用していますので、くーるくる回ります。

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これを左右でボディに組み合わせます。まだあくまで仮組なので接着には木工ボンドを使用しています。ショックアブソーバのアッパー部が実に汚いんですが、気にしてはいけません。

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というわけでタイヤも付けて全体を見て調整します。これが前後とも最も車高を下げた場合。フロントはやりすぎ感がありますね。

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こちらが前後とも最大まで車高を上げたもの。今度はリアがやりすぎ。実際にはネジの長さに制限があるので(長すぎるとリアガラスつきやぶりますがな)ここまでホットロッドにはなりませんが、完成した後も気まぐれで車高上げたり下げたりができるようになりました。

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実際には、完成後もめんどくさくて車高調整なんかやらないんだろうな。

2020年7月 4日 (土)

【模型製作記】Alezan AlfaRomeo Alfasud Sprint 6C #7 <完成>

さて、Alezan Alfaromeo Sprint6C Gr.B Prototype '83 ようやく完成しました。

 

というわけで勝手に製作の総括。

 

結局ボディのほとんどになにかしら手を入れることになってしまい、いじってないのは左右のドアとサイドスカートくらいです。キットで一番気になったフロントグリルは3Dプリントで作り変えましたが、ホイールも使い物にならないので挽物以外のディッシュの部分は同じく3Dプリントで出力し、クロムシルバーで塗装してとりつけています。

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斜め後方から。リアフォグランプはTRONのアフターパーツの正方形のリアランプがぴったりでした。リアクォーターウィンドウのみ外貼りにしましたが、あんまり違いがわからん・・・。

ルーフもAピラーも修正したのに、フロントガラスと左右サイドウィンドウは御覧のようにキットそのままのバキュームでとりつけることができてしまいました。

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試作Ⅱ型にするため、キットのリアルーバーは取り去ってプラ板で作り直し。2本あるステーがなければ真鍮板の方がよかったかなと思うんですが、少しでも加工しやすい素材で。結果として生じてしまった多少の歪はご愛敬。実車のルーバーは一番下の段のみスリットが開いてなくて奥で塞がっているので、それも表現しています。が、この角度だとまったくわかりませんね。

リアコンビネーションランプは3Dプリントで、ガーニッシュはプラ板で作成。ガーニッシュ下のオイルクーラーは、何かのキットの残りのエッチングパーツを流用。リアスポイラー中央のアルファロメオのデカールは、キット付属のものは大きすぎたので、MD5500で作り直したもの。本当はこのエンブレム部分は微妙に凹んでいるのし、リアのライセンス灯あたりからバンパーにかけてもパネルの接合ラインがあるのですが、もうそこまで再現するのはメンドクサイので割愛。

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赤一色だと寂しいので、Webで拾った実車画像に存在していたボンネットのステッカーを、これまたMD5500でデカールで作成しワンポイント。フロントグリルのエンブレムもキットのデカールはサイズが合わず、作り直し。ウィンカーランプは透明プラ板の裏に適当に筋をつけたものを切り取って貼り付けてオレンジに着色しただけ。バンパーの開口部の奥にもワークの黒い金網を貼り付け。ライトはガッタガタでやっぱりまだまだ修行不足ですね。精進しなきゃ。

キットはバンパー下部のシャクレアゴ感がすごかったので、盛って削って作り直し。ただ実車画像を検索していたら、プレゼンバージョンと試作Ⅱ型以外に、プレゼンバージョン改とでも言うべきタイプもあるようでして、それはボンネットにスリットがあって、更にフロントのスポイラーが大型化されていて、まさにキットのシャクレアゴ風になってるんですね。それを参考にこのキットの原型を作ったのかどうかは知りませんが。

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三角窓の支柱は黒く塗ったプラペーパーを細く切って貼り付け。これが簡単で最もそれっぽく見える表現かなと。試作Ⅱ型でついた燃料給油口は、2mm丸棒の円周部分を120度ずつ糸ヤスリで削って実車の蓋っぽく作って、虫ピンで止めました。ドアのキーシリンダーも虫ピンですが、手持ちが0番しかなかったので仕方なくそれを使用しましたが、小さすぎましたね。

ステアリングは社外パーツに変更し、ボス部分にアルファのエンブレムも貼りましたが、予想通り全く見えません。内装はなんと無塗装のプラペーパーに、適当に黒く塗ったプラペーパーを貼り付けたものをくっつけただけのお手軽再現。なめきってますが、意外にそうとはわかりません。

なお、実車はリアシート後部にエンジンルームとの仕切りのための透明な板(ガラスか樹脂かはわかりません)がありますが、華麗に省略です。

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実車のダッシュボードの上部には丸形の開閉式エア吹き出し口があるのですが、キットでは再現されていないので、ケガキ針でけがいてお手軽に表現。あ、メーターナセルの傷、消せてなかった。もういいです。バケットシートもよくわかりませんが、まあ、想定内です。H氏がルームミラーもつけたので、私もつけざるをえない。しかしこれもろくに見えないですねー。

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正面から見た写真を、Webで拾った実車の正面画像と比較。

フロントグリルはもう少し幅を絞った方がよかったのかなー、とも。あとバンパーの開口部の高さももう少し薄いな。フォグランプ曲がってるな(でもよく見たら実車も曲がってるな)。ドアミラーのステーが長すぎだな、等々アラは見えてきますが、1/43スケールなので、ここまで再現出来たらまあヨシとしたいと個人的には思います。テキトーなところで妥協しないと完成しないんすよ。←ただの自己正当化の言い訳

ま、元のキットを知ってる方ならどれくらい変わったか(苦労したか)は分かるかなと思います。3Dプリント万歳。

 

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というわけで、Sprint6Cの製作記はこれにて終了とします。このキットをつくるきっかけをくれたHさんの作例との共演はいつ実現できるんだろう・・・。(本記事を書いている時点では、まだ所属会社から「4名以上の会食禁止」要請が継続中です。)

 

 

なお、スペアで作ったフロントグリルと、ボンネットのエア取り入れ口が1セット余っております。もし「欲しい!」という方がいらっしゃいましたら、お声がけいただくと幸せになれるかもしれません。

ただ、それ以前にこんなキットをここまで手をかけて作る物好きが私以外にいるのかという・・・←ほっときなさい。

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